【カフェ経営】駅から遠い住宅街カフェの集客方法

住宅街カフェの集客に悩んでいるあなたへ

 

この記事は、駅から遠く、住宅街にあるカフェを経営している方のために、

どうやってお客さんを集めるかについて、

実体験からお伝えしたいと思います。

 

 

この記事の信頼性

 

この記事を書く僕は、

名古屋市で2013年~6年間カフェを経営をしています。

開業3カ月で100万円の赤字。崖っぷち状態から売上と客数を2倍にしてきました。

 

地域は違えど、

お客様心理や基本的な売り上げの作り方は変わりません。

そのリアルな現場目線から実体験をお話させていただきます(^^)/

 

 

【カフェ経営】駅から遠い住宅街カフェの集客方法

 

僕が名古屋市で経営するお店は、

最寄り駅から徒歩15分、大通りから中に入った住宅街の中にあります。

 

僕がこの立地を選んだ理由は、

通りすがりで入るお店にしたくなかったから。

 

一般的に、駅近で繁華街の方が、お客さんがたくさん来て

経営がうまくいくんじゃないかと思われがちですが、

僕はそんなことはないと思っています。

 

住宅街でお店をやることのメリットはたくさんあります。

 

 

・近隣に住んでいる方のなくてはならないお店にできる。

・「隠れ家的なお店」という価値にできる

 

 

でもその反面、デメリットもあります。

 

・車で来てもらわなければいけないから駐車場がいる

・駅前に比べて多くのお客さんの来店を見込めない

・地域性にもよりますが、高い値段設定ができない

 

 

結局は、どのような経営をしたいかで

立地を決めるべきだと思います。

 

 

駅から遠い住宅街カフェの経営は難しい、、、

 

 

住宅街カフェの集客はやっぱり近所に住む人をターゲットにした方が

うまくいきやすいです。

 

6年前、僕がお店を開いたときは

 

正直、近所の人ではなく、遠方からわざわざ口コミを見て

来てくれるようなお店にしたかった。

 

だからメニューも、インスタ映えするものにこだわったり

ネットで見つけて集客しようとしていたんです。

 

でもその結果、、、

 

全然お客さんは来なかった。

 

近所の方も無視して、口コミ頼りの経営で大失敗。

たった3カ月で100万円も赤字になってしまいました。

 

その後、経営の勉強をして、

現在まで6年間継続できた理由は、

 

来てほしいお客さんを決めて、

その人達が喜ぶメニュー、サービス、

コンセプトに改善したことでした。

 

住宅街という立地のため、やっぱり来てもらいやすい人というのは

近所に住む主婦やファミリー層。

 

この人達をどうやってお客さんにできるか?

 

そこが住宅街カフェのポイントになってくるんじゃないかと思う。

 

 

住宅街カフェはターゲットを細かく絞る方がよい

 

 

まず僕が改善したことは

 

主婦をターゲットにすること。

 

近所に住む主婦やファミリー層が喜ぶメニュー。

どんなコンセプトに共感してもらえるか?

 

 

そんなことを考えました。

 

 

でも主婦といっても様々な主婦がいる。

 

小さな子供を持つ20代30代の子育て主婦。

子育ての落ち着いた40代以上の主婦。

 

この両者の主婦は、それぞれ普段抱えているか悩みや欲求は違う。

 

例えば、子育てママは、、、

小さな子供や赤ちゃんがいてもいけるお店を探している。

 

 

子育ての落ち着いた40代以上の主婦は、、、

友達とおしゃべりできる静かで料理もおいしいカフェを探している。

 

 

このどちらを主なターゲットにするかを考えました。

 

子育てママ向けの住宅街カフェは、時代に関係なく集客できる

 

僕も子供がいて経験があるんですが、

なかなか赤ちゃん連れで行けるお店を探すのって大変なんです。

 

探してる中で思ったのは、

意外と子連れOKのお店って多いこと。

 

 

でも、「子連れOk」にも関わらず

それをうたってないお店が多いから

「子連れで行けるお店が全然なくて、、、、」

となってしまう。

 

伝わっていないからお客さんはわからないんです。

 

 

だから、ホームページなどで

「子連れOKですよ~」と伝えているお店が

一人勝ちしている状態。

 

「やっていることはしっかり伝えないといけないな~」

 

とほんとに思う。

 

そして、僕のお店は「子連れOK」を打ち出した。

 

子連れでも安心して来られるように、

もともとテーブル席だったところをお座敷にプチ改装した。

 

そこで、こんな伝え方をしました。

 

 

「当店はお座敷席があるので、

小さな子供がいても安心ですよ♪」

 

 

「靴を脱いであがるお席ですので

子どもがゴロンっと横になっても大丈夫」

 

 

「お客様の約8割が子連れの方ばかりですので

今までのように周りを気にして食事をすることもありません」

 

 

こんな風に、子連れ主婦に向けて、

・僕のお店に来ることでどんないいことがあるか?

・これまでの悩みをどう解決できるか?

を伝えたんです。

 

 

その結果。。。

 

 

これまでのお店からは考えられないくらい

子連れの主婦のお客さんでいっぱいになった。

 

そして、

 

さらに相乗効果もありました。

 

平日のランチに来てくれた主婦のお客さんが

土日には家族を連れてきてくれることが増えたんです。

 

 

おじいちゃんおばあちゃん。お父さんも一緒に

家族みんなで来てくれる。

 

 

このようにお店の客層が固定化されてこれば、

次は、その人たちが喜ぶメニューを作ればいいだけ。

 

 

そこで考えたのが、

ボリュームのあるメニューを作ったことです。

 

家族で来られる方は、ボリュームがあると

ほんとに喜ばれます。

 

そうやって行くうちに

自然とお店のイメージは、

 

子連れで行けるカフェ。

料理のボリュームがある。

 

そう認識される。

 

ここまで来れば、

もう集客は安定します

 

 

住宅街カフェの集客は地域を絞る

 

あと一つ重要だなと思うのは、

 

地域を絞ることです。

 

集客が安定するには、

1番になることです。

 

でも、

 

愛知県の子連れカフェで一番になることは難しい。

 

なぜなら、もうそこには

不動の1番店がいるからです。

 

だから僕らは、

もっと狭い範囲で1番を目指せばいいだけ。

 

じゃあどこまでの狭い範囲にするかと言ったら、

 

「名古屋市」ではまだ広すぎる。

 

「区」でもまだ広い。

 

僕のお店の場合、

お店から半径1キロ以内の狭い範囲で勝負している。

 

そのくらい狭くていいと思ってます。

 

 

その範囲内で、

「子連れカフェといえばあのお店」

 

と一番に頭に浮かんでもらえればいい。

 

 

人の普段の行動範囲は10分以内⁉

 

なぜこんなにも狭い範囲でもやっていけるのか?

 

それは、

 

人の普段の行動範囲は、10分以内がほとんどだからです。

 

ちょっと、最近一か月以内に行ったお店を

何個か思い浮かべてほしいんですが、

 

そのほとんどが、自宅、もしくは職場から

10分圏内の近所のお店ではないですか?

 

ちょっとおなかがすいて、

ごはん食べに行こうと思った時にどこに行きますか?

 

大体、自宅から近くのお店ではないでしょうか?

 

たまに友達とちょっとおしゃれな

人気カフェに行くこともあると思いますが。

 

 

でもそこがどんなによかったとしても、

自分の普段の行動範囲内の場所でなければ、

その後、なかなかいくこともないと思うんです。

 

そうなんです!

 

 

大体人は、普段の行動範囲というのは、

自宅から半径500メートルから1キロ圏内がほとんど。

 

 

つまり、

 

住宅街カフェが集客を安定させるためには、

リピートしやすいお客さんを集める必要があるんです。

 

家からお店まで10分以内で来れる。

半径500mから1キロ圏内に住んでいる。

もしくは働らいている方。

 

※ここで言う10分圏内というのは、

徒歩でも自転車でも車でもなんでもいいです。

 

 

 

僕たちカフェ経営者は、

そのようなお客さんを集まることを

第一に考えなくてはいけません。

 

 

【結論】住宅街カフェの集客は、狭い範囲で1番になること

 

 

ここまでお話したように

 

僕のお店のように、

駅から遠く、住宅街にあるカフェというのは、

 

「いかにお客さんを絞るか」

 

ということが重要になってきます。

 

・お客さん像を明確にする。

・そのお客さんの喜ぶサービスをする。

・絶対に勝てる範囲で勝負する。

・何度も利用してくれる人にだけ力を注ぐ。

 

 

そして何よりも、

 

そういった方たちに、

お店のことをしっかりと伝えることです。

 

もっともっとお店の魅力を伝えて

カフェ経営を成功させてください(^^)/