【カフェ経営】売り込まなくても選ばれる集客とは?

お客さんが来なくて悩んでいるカフェオーナーのあなたへ

 

この記事では、

お客さんにどんなことを伝えれば

「行きたい」と思ってもらえるのか?

 

売り込みではなくお客さんの方から

 

「ぜひ予約させてください」

「ぜひ買わせてください」

 

と言って来店してもらうためには

どうしたらいいのか?

 

そのようなことを

僕のこれまでの経験からお伝えさせて頂きます。

 

 

この記事の信頼性

 

 

この記事を書く僕は、

2013年~現在まで、6年間のカフェ経営をしてきました。

開業3カ月で100万円の赤字。崖っぷち状態から顧客心理学やマーケティングを学び、

客数と売り上げを2倍にしてきた経験からお話させていただきます。

 

【カフェ経営】売り込まなくても選ばれる集客とは?

 

「お客さんを集める」というと、

多くの方はお店の宣伝をすることをしますよね。

 

僕のお店でも

Facebookやインスタグラム

ブログ、チラシなどでお店の宣伝をしています。

 

今では多くのお客さんに来てもらえるようになったけど、

つい5年前までは本当に苦しい経営が続きました。

 

毎日頑張って、ブログを書いたり、

Facebookを投稿して宣伝をしているのに

成果が出ない、、、

 

こんな悩みを持っていました。

 

 

一体何がダメだったのか?

 

それは、

 

宣伝のための文章が

セールスになっていたからです。

 

 

集客=セールス

販売=セールス

 

当時は僕もこう思っていたけど、

実はそうじゃなかったんです。

 

 

よくあるのは、

「セールスお断り‼」

 

なんて札が玄関先や郵便受けに貼ってあったりするのを

よく見ますし、

 

お店をやっている人はわかると思いますが、

営業電話がめちゃめちゃかかってきます。

そのたびに、「結構です‼」と冷たい態度で断る。

 

イオンなどの大型デパートで

ウォータサーバ―やWiFi端末の販売をしている人が

話かけてきますが、

 

ほとんどの人は無視、素通りです。

 

これらは売り込まれることへの防衛反応。

人はみなセールスされるのが嫌いなんですよね。

 

 

だから僕らカフェオーナーも同じ。

 

Facebookやブログで、

「本日のランチは○○です。ぜひ来てください」

「明日から新メニュー始まります。お待ちしてます」

 

こんな感じで、

売ることしか考えていない文章からは、

セールス感しか感じません。

だから売り込んで来る人からは買いたくないです。

 

カフェのお客さんを売り込まないで集客する伝え方とは?

 

ではどんなことを伝えたらいいか?

それは、、、

 

「ストーリーを語ること」

 

・新メニューが完成するまでのストーリー

・なぜそのメニューをやろうと思ったか?それに至るまでのストーリー

 

などなど、、、

 

こんなことを言うと、

 

「自分のストーリーなんて誰が興味あるんだよ‼」

 

という方もいますが、

 

実は人が興味のあるものというのは、

ストーリーなんです。

 

 ストーリーを語ればカフェ集客できる

 

 

ちょっと考えてみてください。

 

あなたはドラマや映画、漫画やアニメを見ますよね?

 

実はそれらはすべて、

主人公のストーリー。

 

ストーリーを見て楽しんでいるわけです。

 

映画に至っては、

お金を支払ってまで映画館にストーリーを

見に行くんです。

 

それくらい、人はストーリ―が大好き。

 

なので、はっきり言って

商品やお店には興味はありません。

 

そのお店を作った店主のストーリーに興味があります。

 

まだよく実感がわかないと思いますので、

僕が過去に書いたストーリー風の

宣伝文を紹介します。

 

【実例】実際に僕のカフェでやった「売り込まない集客文章法」 

 

もう 10 年以上前の話ですが、、、

僕は、料理人を辞めたいと真剣に思ったことがあります。

 思い悩んでいました。精神的にドン底の状態でした。

 

毎日、シェフや先輩から罵声や暴力の嵐…

 

「もう辞めたい…」

 

心底そう思いました。

 

ご飯も喉を通らず、夜も寝れない…。

「もう朝なんか来るな!」と思っても必ず朝になり仕事が始まる。

 

そして、また罵声、罵声…。

全く楽しくありませんでした。

身も心もボロボロの状態でした…

もう完全ギブアップです。

 

次の日、僕は意を決してシェフに言いました。

 

「もう辞めたいです」

 

シェフは表情一つ変えずいたって冷静でした。

 

「明日、お前の誕生日だろ?お祝いの料理を用意してある。

辞めるならその料理を食べてから辞めろ!」

 

 

 そう言われました。

 

僕は、あまりにも精神的に追い詰められていたため、

自分の誕生日のことすら忘れていました。

 

そして、次の日。

 

シェフが僕に作ってくれた料理は、『鴨肉のロースト』。

 

「これを食べたら辞められる…」

 

そんな状態でした。

 

「一時も早くこの場から去りたい…」

 

しかし.一口食べてその浅はかな思いがすっ飛びました。

 

なぜなら、

 

その鴨肉のローストがあまりにも美味しくて…美味しくて…

 

皮はカリッと焼かれていて、

余計な脂は上手になくなっている。

良い脂だけが残り、肉汁とバター風味の濃厚な茶色いソースが

口の中いっぱいに広がってく、、、

 

 無我夢中で食べました!

 

気がつくと、

お皿に残ったソースまできれいに完食していました。

 

 「この料理、どうやって作るんですか?」

 

気がつくと、シェフにそう質問していました。

 

『お前、辞めるんじゃなかったのか?』

 

『俺も新人の頃はお前と同じ道を歩んできた、お前の気持ちも分かる。自由にしろ。。』

と、そっと僕の頭に手を乗せてくれました。

 

僕は涙が止まりませんでした。

結局僕はお店を続ける決断をしました。

 

 

あの時、鴨肉のローストを食べなかったら、

料理人を辞めていたと思います。

 

シェフは僕の何もかもをお見通しだったのだと思います。

 

もう 10 年以上前の話ですが、

今では僕の人生の大きな宝物です。

 

あの手の温もりと、あの手の大きさは、

今でもはっきりと覚えています。

 

毎年、自分の誕生日が近づくと思い出す、

ほろ苦い思い出です。

 

 

【今度は僕が作る番です! 】

 

僕の誕生月である今月、

この僕の思い出の鴨肉のローストを、

お店で出そうと思います。

 

 

僕に料理を続けさせてくれたシェフへの感謝と

いつもお店を利用してくれるあなたへの感謝の気持ちを込めて

お作りさせていただきます。

 

是非今月中にお越しください(^^)/ 

 

カフェ経営のコツは自分のファンを作ること

 

今読むと、

ちょっと臭い文章ですが、

これはこれでたくさんの方に来店頂きました。

 

同じ、「ぜひ来てください」という締めくくりでも

読み手の感じ方は大きく変わるものです。

 

「この料理を食べたい」ではなく、

 

「この人の作る料理を食べてみたい」

 

そう思ってもらうことが大事。

 

商品主体ではなく、

作り手であるあなたを主体に考える。

 

 

そうすればきっと

あなたのファンが増えてお店は繁盛します(^^)/