【カフェの売れるメニュー】どんなメニューを作ればいいのか?

「美味しい料理=売れるメニュー」

は間違い‼

 

どんなに美味しい料理を作って、

メニューに載せていても

注文してもらえなければ意味がありません。

 

僕は6年間のカフェ経営の中で

この「メニュー」に関して

本当に試行錯誤してきました。

 

そしてこの間、僕は心理学を学び、

 

人がどんなものに興味を持つのか?

どんな見せ方をすれば欲しいと思ってもらえるのか?

 

こんなことをひたすら研究してきました。

 

 

この記事では、、

 

心理学的な観点から

 

「売れるメニュー」

「注文されやすいメニュー」

 

について

 

僕の見解を述べたいと思います。

 

 

【カフェの売れるメニュー】どんなメニューを作ればいいのか?

 

まず言えることは、

 

「モノ」を売るためには、

必ず「写真」や「実物」がいるということ。

 

よく、カフェのメニューで

 

商品名と値段しか書かれていないメニューを見ますが、

それでは、売りたいメニューを売ることはできない。

 

この、文字しか書かれていないメニューを見たとき、

お客さんはどんな心理になるか?

 

 

それは、

 

よくわからないし、

失敗したくないから、

無難なものを選ぼう、、、

 

となる。

 

結果、そのメニューの中で、

味や見た目のイメージのできるもの

を選ぶことになる。

 

 

 

もし、売りたいメニューを注文してもらいたい、、、

値段の高いメニューを注文してほしいと思うなら、

必ず写真が必要になります。

 

写真であらかじめどんな料理でどんな盛り付けで、、、

などを教えてあげることは

お客さんに対してのやさしさでもある。

 

失敗したくないと思っているお客さんに

安心させてあげることができる。

 

 

これは必須。

 

カフェで売りたいメニューを売るネタバレ戦略

 

何より人って、ネタバレしてないと不安になるもの。

 

 

 

 

これは、言い換えると、

初めから知っておきたいということ。

 

 

買ってほしいと思うなら、

初めから目に見える状態にして、

興味を持たせなければいけない。

 

 

例えば、、、

 

福袋って近年、

中身が初めからわかっていて、

 

これとこれとこれが入って

総額5万円相当が1万円です‼

 

みたいな感じで売っているお店が増えてきた。

 

これはまさにネタバレ戦略。

 

お客さんの「失敗したくない心理」を

うまく活用して

 

大きく販売数を伸ばしているケース。

 

 

このように人は、

・買う前からイメージできるもの

・「これを買っても大丈夫だ」という安心感

 

を満たされたときに

「買う」、「注文する」

という行動に移すものです。

 

 

初めからどんなものかを

教えてあげていないと、

 

お客さんからしたら

博打をしているようなもの。

 

 

だから、

必ず最初に写真や実物を見せて、

 

「失敗したくない心理」を

払拭してあげなければいけないんです。

 

 

 

これまでの経験から、買う商品は決まってしまう

 

 

人は、自分がこれまでの人生の中で経験してきたことしか

イメージをすることができません。

 

だから

自分の知っている情報以外は

イメージができないので、

選択肢から除外してしまう。

 

例えば、、、

 

一般的にケーキ屋さんで一番売れる商品は

イチゴのショートケーキ。

 

その次に、、、

チーズケーキ

チョコレートケーキ

 

が人気上位を占める。

 

 

 

例えばこれ以外にも

ムースケーキ、

ミルフィーユ

パリブレスト

 

などなど、、、

他にもたくさんのきれいでおしゃれな

ケーキが並んでいるのに。

 

 

 

もちろんこれまで

ムースケーキやミルフィーユだって

食べたことがあるかもしれないけど、

 

 

やっぱりショートケーキやチーズケーキに比べたら

圧倒的に食べてきた経験は少ないんじゃないかと思う。

 

そしてここでも

「失敗したくない心理」が生まれ、

無難なケーキを買うことになる。

 

 

つまり、

 

売れやすいメニューというのは、

誰もが知っているものなんです。

 

 

そして、

 

 

そのうえで

進化させてその商品に対してのイメージの

上を行く商品を作る。

 

 僕のカフェの売れてるメニュー

 

ビーフシチューオムライスの牛タン100%ハンバーグのせ1580

 

簡単に言えば、

 

ビーフシチューソースのオムライスの上に

ハンバーグを乗せただけのメニュー。

 

 

オムライスもハンバーグも

誰もが知っている洋食の定番。

 

これまでの人生で

何度も食べてきたことのある料理です。

 

 

この2つの料理を組み合わせて

新しい商品になる。

 

でもこの見た目に

人は興味を惹かれる。

 

 

そして、

 

ただのハンバーグじゃなくて

「牛タンのハンバーグ」であることもポイント。

 

「牛タン100%のハンバーグ⁉」

「なんか気になる‼」

「美味しそう‼」

 

ハンバーグは誰でも知っている料理。

でも牛タン100%で作ったハンバーグは

未経験。

 

一般的に牛タンは、ラム肉や鴨肉と違って

癖のあるイメージはないので、

 

純粋に「美味しそう」と興味がわく。

 

 

 

こうやって、食べる前から

食べるのが楽しみになるようなメニューは

注文されやすいもの。

 

値段も1580円と

ちょっと高めだけど、

 

「牛タン」

「ビーフシチュー」

というワードや

「見た目の豪華さ」から

 

値段相応、それ以上の価値を感じてもらえるため、

高くても注文したくなるんです。

 

 

 

世の中の売れてる商品のほとんどは、すでにある商品の進化系

 

 

世の中のヒットしている商品は

実はすでにある商品を進化させたものだったり、

すでにある商品同士の掛け合わせだったりする。

 

 

つまり、売れるメニューを作るときは、

一からアイデアを考える必要はない。

 

すでにあるものを

どう組み立てるか?

 

という「見せ方」。

 

 

実際に人気店と言われるお店のメニューを見ると

大した料理をやっているわけではないのがわかる。

 

 

クレープを

縦に長く盛り付ける。

 

そして名前を、「クレープの塔」にする。

 

普通にお皿に横に寝かせて盛り付けるより

インパクトが増し話題性も出る。

 

 

【カフェ】食べる前からおいしそうを思わせる盛り付け

 

 

 

結局、売れるメニューを作る目的って、

売上を上げること。

 

まだお店に来たことのない人に

ホームページなどでお店の人気メニューを紹介して、

 

「食べたい」心理を突く。

 

 

そのためには、

やっぱり写真が一番効果的です。

 

メニューブックで商品を紹介する場合も

ホームページ、チラシで紹介する場合も、

 

すべてにおいて

人は写真と、そこに書かれている文章だけを見て

判断しなければいけない。

 

写真が美味しそうで

インパクトがあって、

 

値段以上の価値を

写真からイメージさせることができれば、

 

値段の安い高いは関係なく

「買いたい」と思わせることはできてしまう。

 

 

 

僕のお店でやっている美味しく見せるデザートの盛り付け

 

・ソースが上から垂れている

・ソースとソースが混ざり合っている

 

僕はここを意識している。

 

 

結局、多くの人は

「めちゃめちゃ美味しいもの」

を求めているわけではない。

 

 

「普通に美味しいもの」

の方が、意外と需要があったりする。

 

 

味の想像できるものを選びたい。

挑戦して失敗したくない、、、

 

このような深層心理が、

無意識にも「普通」を選んでしまうもの。

 

 

実際、味は普通でも、

見せ方次第で、

 

実際の味を上回って感じさせることだって

できてしまう。

 

 

それが人間心理っていうもの。

 

 

僕らカフェオーナーが

売上を伸ばしてくためには、

 

「商品の見せ方がとても重要」

 

 

 

結論、売れるメニューっていうのは、

 

誰もが知っているものを

どれだけ華やかに見せられるか

 

で決まってくるんじゃないかと思う。

 

 

 

少しでも参考になれば幸いです(^^)/