現在カフェを経営されている方や
これからカフェを開業しようと思っている方へ
この記事では、
カフェを開きらいけど、そもそもカフェ経営は儲かるのか?
という言うことで悩んでいる人の疑問に、現役でカフェを経営している
立場からお答えしようと思います。
この記事の信頼性
この記事を書く僕は、
名古屋市で2013年~6年間カフェを経営をしています。
開業3カ月で100万円の赤字。崖っぷち状態から売上と客数を2倍にしてきました。
地域や立地は違えど、
お客様心理や基本的な売り上げの作り方は変わりません。
そのリアルな現場目線から実体験をお話させていただきます(^^)/
目次
【現役カフェ経営者が明かす】カフェは儲からないのか⁉
率直に言って、カフェ経営は儲かります。
もちろんカフェといっても様々なスタイルがあるため、
一概には言えないところはあるのですが。
僕が6年間のカフェ経営をしてきた中、
またカフェを経営されている方からの悩み相談の中で感じるのは、
やり方次第で全然違うということ。
やはりカフェ経営で儲けようと思ったら、
2つのポイントを押さえた経営をしていかないといけないと思う。
1 たくさんのお客さんに来てもらうこと
2 客単価を上げること
僕がより大事だと思うのは、2番目の客単価です。
儲かるカフェは客単価を意識しています
どんなにたくさんのお客さんが来てくれたとしても、
お客さん一人当たりの購入金額が安いと、
売上を伸ばすことはできないからです。
経営というのは、売り上げよりも利益を重要視しなければいけませんが、
それは、ある程度の売り上げが確保されている前提での話。
僕のお店の場合、、、
ランチの客単価は1800円くらい。
平日は1日5万円が目標。
土日祝日は1日7万円が目標です。
でも通常、ランチタイムの売上だけで、5万円なんて難しい。
もしランチの客単価が1000円のお店だったら、
50人のお客さんに来てもらわないといけないし。
個人店がランチで1日50人も集客するなんて少し現実離れした数字です。
だから、お客さんの来店数で売り上げをコントロールするよりも
客単価によって売上をコントロールする方がよっぽど楽なんです。
でも最初から、僕のお店はこんなにもランチの客単価が高かったわけでありません。
開業当初は、1000円くらい。
その後、徐々に値上げやメニュースタイルを変更して、
今の1800円になった。
これは決して1800円のランチメニューをやっているのではありません。、
ランチプレートは1200円~1600円くらい
これに、フリードリンク300円
デザート580円
単品キッシュ380円
などの追加メニューを注文してもらって
平均客単価1800円くらいになっている。
全員が追加メニューを注文してくれるわけではないので、
1200円だけで終わる人もいれば、
全部追加して2000円を超える人もたくさんいるわけです。
こうやって客単価を高くなるようにコントロールすることで、
ランチに28人来てもらえれば
目標の5万円になる。
28人だったら結構現実的な数字。
儲かるためにはランチなど、食事メニューをやること
様々なカフェの経営スタイルの中で、
やっぱりランチをやっているお店、夜カフェをやっているお店は
儲けやすいと思います。
逆に、コーヒー専門店や
オフィス街で800円とかのランチを提供するような喫茶店をやる場合は、
なかなか客単価を高く設定できません。
その場合、
ひたすら経費を下げる努力が必要だし、
魅力的に感じる客単価の高いメニューを1つ作っておくことが
重要だと思う。
またそれ以外にも、
物販でコーヒー豆を販売したり、
それとセットでお店で使っているものと同じコーヒーミルを
販売したっていいと思います。
家庭でできる美味しいコーヒーの淹れ方教室をやって
参加費を売上にしてもいいし、
飲食以外からの売り上げも作ることができたらいいですよね。
値段の安さで選ばれるカフェに未来はない、、、
ここまで、客単価の話をしてきましたが、
ここで問題になるのは、
高くしたらお客さん来なくならないか?
ってこと。
近所のライバル店は皆600円とか700円でランチやってる。
1000円になんかしたらお客さん来なくなっちゃうよ‼
こんなこともあるんじゃないでしょうか?
でもそれも問題ないと思っています。
オフィス街で働くサラリーマンやOLさんだって、
価値が伝われば他店より高くても来てくれます。
会社勤めの1週間の中で、
今日はコンビニ弁当で節約。
今日は、近くの500円ランチのお店。
今日は自分で作ってきたお弁当。
みたいに、日々の生活の中で
お昼ご飯を節約するのは当然。
その中で、週に1日だけ1000円ランチの日があっても
いいと思う。
もし1000円のパスタランチをやっているなら
「1週間の1日はあのお店のパスタランチ」
って思ってもらえばいい。
毎日利用してもらうことを考えるのか、
週に1度の利用を目指すのか。
そうやって考えてみると、
ライバルを意識して、安売りをしなくても
やれるんじゃないかと思う。
でも、やっぱりたくさんのお店の中から選ばれるには、
伝え方次第です。
だって、世の中、安い商品しか売れてないわけではないし、
高い商品もバンバン売れている。
つまり、
高いメニュー=売れない
は、間違っているってこと。
【カフェのメニュー】高い=売れない は間違い⁉
なぜなら、人は買い物をするときに
「価値」を感じて、その「価値」に対してお金を支払っているからです。
安いメニュ―しか注文してもらえないお店は、
お客さんに価値が伝わっていないから。
価値さえ伝われば高いものだって売れます。
実際に僕のお店では持ち帰りキッシュをやっているんですが、
1カット734円もします。
通常なら大体480円くらいが相場じゃないかなーって感じですが。
それでもうちのキッシュは良く売れます。
それはやっぱり、僕がホームページやチラシ、ブログなどで
キッシュに対しての想いや考え方、こだわりを伝えているからだと思うんです。
キッシュ734円
とだけ書いておいてあっても
きっと売れません。
人は価値を感じて初めて「ほしい」と感じる。
客単価を上げて儲かるカフェにするには、
「いかに価値を伝えるか」
これがすご大事だと思います。
是非参考になればうれしいです(^^)/
荒嶋 友基
最新記事 by 荒嶋 友基 (全て見る)
- 【カフェ経営おすすめ書籍】お客さんの心を動かす方法 - 2020年5月21日
- 【カフェの売れるメニュー】どんなメニューを作ればいいのか? - 2019年6月14日
- 【カフェ集客できない原因BEST3】安くしないと集客できないのか? - 2019年6月13日
コメントを残す